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モービルブラケット/スタンド・車載用固定台 八重洲無線?  型番?
FT-101メインテナンスガイド」のオプション部品でベルト固定式のモービルブラケットが紹介されているため, 写真のものは八重洲無線純正の可能性が高い。それにしても, このスタンドが発売された当時であれば「大人気のFT-101にマッチしたFBなモービルスタンドが登場!」とか書くところだが, 今どきの目線では形容しがたい。
FT-101自体が大きく重いため, さすがに本体をダッシュボード下にネジ止めとはいかない。そのため写真のような足の生えたFT-101車載用の固定台が発売がされたと思われる。それにしても足を打ちつけるために太めの木ねじが付属しているが, このネジで車体に穴開けする勇気は無い。FT-101のDCコード, HF用モービルアンテナを入手してそのうち下記写真のスタイルで移動運用していみたい。もちろん無線機背面にDC-DCコンバンターが実装されている必要がある。
※スタンドのスリットはファイナル真空管用と思われる。だとすれば, 180度向きを間違えて足を取り付けている。
FT-101/101B/101E専用モービルスタンドFT-101/101B/101E専用モービルスタンド

自作用ケース 摂津金属工業 IDEAL アイデアル TM-17/TM-34/TM-44
FT-101の本体や周辺機器と同一寸法で見た目も同じ。このケースにFT-101とは似て非なる回路を持つHF帯の自作機を詰め込んでみたい。なお, 珍しいと思って掲載したが, ネットで検索したところ今でも扱っているようだ。但し, 結構高額でTM-34の場合, 12,000円。下の写真は上段がTM-34, 中断がTM-17, 下段がTM-44
自作用ケース 摂津金属工業 IDEAL アイデアル TM-34
自作用ケース 摂津金属工業 IDEAL アイデアル TM-17自作用ケース 摂津金属工業 IDEAL アイデアル TM-17
自作用ケース 摂津金属工業 IDEAL アイデアル TM-44

固定用マイク プリモ UD-844U
FT-101用のスタンドマイクと言えばYD-844(前期型)とYD-844A(後期型)だがプリモ社のOEM品であることが知られている。プリモのものは型番UD-844として併販されていたが, 写真のものは何と21世紀まで形を変えずに販売されていたプリモのUD-844II(新品)。シルバーのYD-844Aを見慣れているので全身ブラックが何とも新鮮。なお, 珍しいと思って掲載したが, 一部の販売経路では在庫限りで入手可能なようだ(2010年3月17日現在)。
プリモ/Purimo 固定マイク UD-844U
プリモ/Purimo 固定マイク UD-844Uプリモ/Purimo 固定マイク UD-844U

FR-101用FMフィルター? 八重洲無線 XF-30E
FR-101用のFMフィルターとしては選択度が20KHz(-6dB時)の「XF-30D」があるため, 型番の関連から「XF-30E」は選択度が10KHzのものと思われる(1970年代のFMナロー化に対応?)。しかしXF-30EについてFT-101関連のどの図書やネットにも情報が無く, また当のWDXC(八重洲無線)に聞いても正体が分からなかった謎の一品。シリアルNo.が53であることから推測しても殆ど出回らなかった希少なフィルターと思われる。スペアナを入手したらフィルター特性を測定して検証してみたい。
八重洲無線/YAESU FM Filter XF-30E(FR-101用?)

修理, メンテナンス用延長基板 メーカー ? 型番 10P/W-0, 14P/W-0など
FT-101は, それ以前のFT-400やFT-200などで採用されていた1枚基板から「プラグインモジュール」方式に変更されており, 後期のFT-101E型の場合, 6枚のコネクタ基板が使用されている。基板のジャックの種類は10ピン, 14ピン, 18ピン, 22ピンの4種類あるため延長基板も4種ある。
FT-101/101B/101Eメンテナンス用延長基板

FT-101 化粧アルミエスカッション(スピン模様) TMTサービス 2000円/1枚
旧型無線機を所有されている方ならよく経験すると思うが無線機をパッと見て一番最初に目に写るのはメインダイヤル(センターノブ)のことが多い。八重洲無線とトリオの真空管式HF機は例外なく, このノブにアルミの板が張り付けてある。このアルミ板がキラキラ光って目を引くため注目しやすい。多分高級感を出す目的だと思うが, 保管状態によってはこのアルミ板に傷がついてしまうことがあり, そうなるとどんなに他の箇所が綺麗でもフロントパネルの外観を台無しにしてしまう。そのへんの勘どころを押さえているTMTサービス社が2002年にこのアルミ板(エスカッション※と言う)を発売した。FT-101用の他, トリオの9R59用など今でもラインナップされている。私は発売直後にこのエスカッションを3枚(2000円/1枚)を購入したがまだ使わずに保管してある。今でも売っているのでレアパーツでは無いが, 普通そうそう手に入れるものでは無いと思い取り上げた。
※エスカッションとは化粧パネルの意味
FT-101用エスカッション

FT-101/B/E/F 10/18/24MHz 3-Band WARC追加キット Fox Tango International
八重洲無線機器の各種情報を提供している有名なFox Tangoが売り出した, 水晶2個(18Mhz, 24MHz用), 電磁リレー1個, トグルスイッチ1個, ケーブル3種, ハンダ, 固定テープ, 改造のための説明用CDからなるFT-101/S, FT-101B/BS, FT-101E/ES/EE/EX, FT-101F/FE/FX用30m/17m/12mバンド追加キット。販売時期は2005年と思われる。10MHzはJJYの水晶を流用し, 18/24MHzは新たに取り付ける水晶をリレーとスイッチで切り換えて使用するらしい。説明書が英語のため詳細は不明… そのうち腰を据えて英語と格闘しつつ改造してみたい。
FT-101/B/E/F 3-Band WARC追加キット

FT-101E 10W KIT 八重洲無線 当時700円
100W機を10W機に改造するための純正部品一式。FT-101系の100W機は送信用真空管に「6JS6C」を2本使用しているが, そのうちの1本を外して3Ω30Wのホーロー抵抗を中心とした部品に置き換える。需要があったから発売されたとは思うがわざわざ出力を落とすのは何だかもったいない。ちなみに右側の写真はFT101S/BS/ES用の100W改造キット。にしても, 下手すると誤って配線し本体を壊す恐れのある改造部品の販売をメーカー自らおこなっていたとは今の時代では考えにくい。と言っても, アマチュア無線機については高度に電子化された現在でも説明書と一緒に他の家電機器では決して付属することの無い「回路図」が付いてくるのため, 古き良き時代の伝統はまだ消えていないのかも知れない。

10W改造キット                         100W改造キット
FT-101E 10W 改造キットFT-101S,FT-101BS,FT-101ES 100W改造キット

輸出用フォーンパッチ機能付き外部スピーカー 八重洲無線 SP-101PB
「フォーンパッチ」とは無線局を中継して公衆電話網を接続する機能で, 欧米では古くから利用されていたらしい。例えば, 日本に暮らすアメリカ人が日本とアメリカのアマチュア無線局を経由してアメリカ国内の電話回線に接続して家族と会話する, などの活用が出来るが, インターネットや携帯電話が発達した現代ではフォーンパッチのありがたみは少ない。SP-101PBは海外で「YAESU Landliner Phone Patch/Speaker」として発売されていたもので, 無線機の音声経路を電話に接続するための回路と端子を備えている。なお, 日本国内では21世紀になってからようやくフォーンパッチが解禁されたようだ。
JARLが示す アマチュア無線と公衆網との接続のための指針 によれば
1)発信局(A), 中継局(B)の他, 電話接続先通話者(C)もアマチュア無線資格保有者であること。
2)CはB局のゲストオペレーター扱いとなりB局の無線設備を扱える資格を有すること。
3)アマチュア無線局免許関係の手続きは不要。
4)無線設備を公衆交換電話網に接続するには, 電気通信事業者への申請や届け出が必要な場合がある。
とのことで, 実験レベルでローカル局の協力を得ての運用であればさほど敷居は高く無い。
手持ちのSP-101PBが電気的に生きていればそのうち実験してみたい。
八重洲無線/YAESU 外部スピーカー SP-101PB八重洲無線/YAESU 外部スピーカー SP-101PB


※他にも珍しい機器をご存じの方はご連絡下さい。


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 最終更新 2010/09/02